PFI(アメリカ・ペットフード協会)

ボディコンディションを知ろう:犬編  

昔のように粗食で外飼いをしている犬は少なくなり、人により近いところで生活を共にする犬が多くなってきました。ペットの生活も向上し、寿命も長くなりました。一方で新たな問題も出てきています。「ペットの肥満」です。肥満が原因で恐ろしい病気にかかることも少なくありません。

ペットの体型を数字で評価できる、便利な基準があります。ボディ・コンディション・スコア(BCS)といい、愛犬を見て、触って、どんな体型なのかを判断できるものです。ボディ・コンディション・スコアには5段階に分けるものと10段階に分けるものがありますが、ここでは10段階の方法を挙げておきました。理想的な体型はBCS5です。定期的な体重測定とともに、自分で調べることができるボディ・コンディション・スコアで、愛犬が健康に過ごせるような体型であるBCS5を維持できるように気をつけてあげましょう

BCS1
削痩
(痩せすぎ)
肋骨や背骨、骨盤などがはっきり見え、全体的に骨ばっています。体脂肪は全くなく、筋肉も落ちています。痩せている原因をはっきりさせましょう。病気にかかっているかもしれないので、獣医師に相談することをおすすめします。食餌量を増やしたい場合は、突然量を増やすのではなく、徐々に増やしていきましょう。餌を一日数回に分けて与えるのも良いでしょう。食餌は質の良いものを与えるようにしましょう。
BCS2
肋骨、腰部の脊骨と骨盤が容易に分かり、明らかに痩せています。最低限の筋肉だけがあります。
BCS3
痩せている
肋骨や胸のあたりを触ると容易に肋骨を触ることができます。このとき体脂肪がほとんどないのがわかります。背骨の突起が容易に見られます。骨盤の骨も突起しているのがわかります。腰のくびれや、腹部が巻き上がっているのがはっきりしています。夏などに食欲が低下して痩せてしまう犬は、体重の減少を最低限にとどめるように、涼しい時間帯の運動や食餌など、環境に気を配ってあげましょう。急激に痩せた場合は病気にかかっている可能性があるので注意しましょう。
4BCS4
肋骨は容易に分かり、最低限の脂肪だけが見られます。ウエストは容易に分かり上から観察できます。腹部の巻き上がりははっきりとしています。
BCS5
ふつう
(理想的な体型)
肋骨や肋骨を触ることができますが、無駄な体脂肪はついていません。上から見ると肋骨の後方に腰のくびれが見られます。横から見ると腹部が巻き上がっています。
理想的な体型です。現状維持できるように正しい食餌、運動を心がけましょう。
BCS6
肋骨はわずかに脂肪に覆われています。ウエストは上から見て見分けがつくがはっきりとしません。腹部の巻き上がりはほぼ分かります。
BCS7
太っている
肋骨や肋骨は体脂肪に覆われていて触るのが難しくなります。胸のあたりや尾の付け根あたりに脂肪がついています。腰のくびれは見られないか、見えてもほんのわずかです。腹部の巻き上がりも見られません。これ以上体重を増やさないように気をつけましょう。一日の運動量を増やすようにしましょう。食餌の量を減らす場合は、いきなりではなく徐々に減らしましょう。食餌量を減らすのが困難な場合は、おやつを減らすなどしましょう。人が食べているものを欲しがっている場合が多いですが、犬のしつけのためにも絶対に与えないようにしましょう。
BCS8
肋骨は厚い脂肪のため触れませんが、力を入れると触れることが出来ます。厚い脂肪が背骨や尾の付け根を覆っています。ウエストのくびれは見られず、腹部の巻き上がりも認められません。明らかに腹部の膨満が認められます。
BCS9
過肥
(太りすぎ)
胸部や背骨、尾の付け根あたりに脂肪がつきすぎています。腰のくびれも腹部の巻き上がりもありません。首や肋骨にも脂肪がついています。おなかも出てしまっています。この体型になると運動を嫌がる傾向にあります。しかし運動不足はさらに肥満を導いてしまいます。散歩だけでなく、犬とたくさん遊んであげることで運動不足を少しでも解消させましょう。食餌によるダイエットには獣医師による適切な指導が必要となります。
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