近年のペットブームによりペットの生活の質も向上してきました。餌やおやつも充実し、猫の好みに合ったもの選べるようになってきました。しかし好きなものばかり与えていると栄養が偏り、肥満してしまいます。太った猫は理想の体型の猫よりもさまざまな病気にかかりやすいのです。
ペットの体型を数字で評価できる、便利な基準があります。ボディ・コンディション・スコア(BSC)といい、愛猫を見て、触って、どんな体型なのかを判断できるものです。ボディ・コンディション・スコアには5段階に分けるものと10段階に分けるものがありますが、ここでは10段階の方法を挙げておきました。理想的な体型はBCS5です。定期的な体重測定とともに、自分で調べることができるボディ・コンディション・スコア、愛猫が健康に過ごせるような体型であるBCS5を維持できるように気をつけてあげましょう。
BCS1 削痩 (痩せすぎ) |
短毛種では肋骨がはっきり見え、脂肪が全くついていないのがわかります。腹部が極端に巻き上がり、背骨や腰の骨がはっきりわかります。痩せている原因をはっきりさせましょう。外に出る猫は特に、病気にかかっているかもしれないので、獣医師に相談することをおすすめします。食餌量を増やしたい場合は、突然量を増やすのではなく、徐々に増やしていきましょう。餌を一日数回に分けて与えるのも良いでしょう。食餌は質の良いものを与えるようにしましょう。 | ![]() |
BCS2 |
短毛種では肋骨が容易に見え、腰部、背骨にわずかな筋肉が見られます。脂肪は認められず、腹部はへこんでいます。 | |
BCS3 痩せている |
肋骨はすぐにわかりますが、うっすらと脂肪で覆われています。背骨もすぐわかり、肋骨の後方に腰のくびれがはっきりしています。腹部にはわずかな脂肪がついています。長い間外出していた猫が帰ってきたときに痩せている場合、しばらくは家の中で安静にさせ、質の良い食餌を多めに与えましょう。急激に痩せた場合は病気にかかっている可能性があるので注意しましょう。 | ![]() |
BCS4 |
理想体型。肋骨の後ろからはっきりとウエストのへこみが見られます。肋骨はわずかに脂肪で覆われています。最低限の脂肪が腹部にあります。 | ![]() |
BCS5 ふつう (理想的な体型) |
肋骨の後方に腰のくびれがみられます。肋骨薄は薄く脂肪に覆われていますが、触ることができます。腹部についている脂肪もわずかです。理想的な体型です。 理想的な体型です。現状維持できるように正しい食餌、運動を心がけましょう。 |
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BCS6 |
肋骨は適度に脂肪で覆われて触れない。ウエストがわからない、腹部は明らかに丸く、適度な脂肪がついています。 | |
BCS7 太っている |
肋骨は脂肪で覆われているため、触ることがやや困難になります。腰のくびれもわかりづらくなります。腹部にやや脂肪がつき、おなかが少し目立ちます。これ以上、体重を増やさないように気をつけましょう。一緒に遊んであげるなどして、一日の運動量を増やすようにしましょう。食餌の量を減らす場合は、いきなりではなく徐々に減らしましょう。 | ![]() |
BCS8 |
肋骨は厚い脂肪に覆われていて触れない。腰部、顔、手足は厚い脂肪に覆われています。ウエストにくびれがなく腹部の膨満がみられ、たっぷりと腹部の脂肪が見られます。 | |
BCS9 過肥 (太りすぎ) |
肋骨に多くの脂肪がつき、触ることができません。胸部や顔、脚のあたりにも多くの脂肪がついています。腹部にも多くの脂肪がつき、おなかが出ていて、腰のくびれがなくなっています。この体型になると運動を嫌がる傾向にあります。しかし運動不足はさらに肥満を導いてしまいます。なるべくたくさん遊んであげることで運動不足を少しでも解消させましょう。食餌によるダイエットには獣医師による適切な指導が必要となります。 | ![]() |