ここでは、開催されたシンポジウム・セミナーの様子をレポート致します。
12月5日(土)13時よりANAインターコンチネンタルホテル東京 ギャラクシーⅡにて、アメリカ・ペットフード協会主催による「第6回ペットとふれあいシンポジウム」が開催されました。第1回目のシンポジウムが1998年に開催して以来、“人と動物の絆(きづな)”について考える機会として毎回たくさんの方々にご参加いただいております。
今回のテーマは“動物介在療法と動物介在教育”。
はじめにアメリカから来日した “グリーンチムニーズ”のエグゼクティブ・ディレクター、ジョセフ・ウォーレン先生による基調講演が行われました。グリーンチムニーズは精神的身体的に問題を抱えた子供たちが社会に適応できるための教育を行うニューヨーク州の認可を受けた特別児童養護施設です。ウォーレン先生は“人と動物の絆(ヒューマン・アニマル・ボンド)”、そしてグリーンチムニーズが設立された背景や学校で実際に行われているユニークな教育や活動についてスライドを交えながら紹介されました。
シンポジウム後半は“人と動物の関係学”にかかわる研究活動で活躍される日本の専門家の先生方の講演が行われました。はじめに浜松医科大学の神経科医 中村和彦先生による「発達障害における動物介在療法の試み」の実践例について、続いて麻布大学教授 太田光明先生による「動物介在療法と動物介在教育の日本における研究の現状」について、最後に赤坂動物病院長 柴内裕子先生から「現代の家庭教育における動物の役割や今までの実践活動」について講演が行われました。講演は獣医学、医学、教育学的側面からの説明や活動について語られました。最後は出演者全員による総合討論と参加者との活発な質疑応答が行われ、出演者と参加者が一体となった会場はたいへん活気にあふれました。
翌6日(日)には六本木アカデミーヒルズにて「ペットとふれあいセミナー」が開催されました。セミナーではグリーンチムニーズで行われているプログラムや研修制度について実践的な講演内容で行われました。
より専門的に学びたい方や具体的なプログラム内容に興味を持つたくさんの方々にご参加をいただきました。